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7月号(第109号)仕上がりました。
永六輔さん、森繁久彌さん懐かしいな。
昔は音楽でも舞台でも、「味わう」ことが出来たように思います。今は何でしょうね。「消費する」という感じでしょうか。チャンネル権争いなんてすでに死語だし、見たい番組を観たい時間に、見たいところだけ切り取って、とにかく効率よく。
1976年にリリースされたイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』などは1分近いイントロ(前奏)があり、非常に味わい深いです。
現代に間隔では、いわば「致命的な長さ」でしょう。
なぜなら「興味が湧かなければ、すぐに次の曲へジャンプされてしまう」からです。
短期勝負です。
「味わう」という時のポイントは、おそらく「余白」でしょう。
何もしない時間。何もできない時間。
多分、何もしていないと思いきや、どこかで何かが『醸成』されているのだろうと思います。
あれ、新聞の内容と大分かけ離れてしまいました。