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決定の信

2023年10月09日 13時28分 仏教 日誌 読む

決定の信の画像

「けつじょうのしん」
と読みます。

阿弥陀さまのお心を、素直に受け入れることができていること(状態)を指します。
言い換えれば、「疑いのない」姿です。これと似ている表現で、「疑わない」となると、これは「状態」ではなく「行為」になり、そこに自分の心の作用が加わるので、疑いのこころがどうしても残ってしまいます。これらを「無疑」と「不疑」に使い分けます。注意が必要。

「この言葉とは切っても切れないなぁ」
1人のご門徒さんが言いました。
あらゆる場面で「けつじょうのしん」という言葉に縁があるようです。そのたびに、味わいが変わっていくと思います。

今朝は、そのことに加えて「信心歓喜(しんじんかんぎ)」という浄土真宗で大切にしている言葉も出てきました。これも浄土真宗では大切な言葉で、「阿弥陀さまのお心を受け取ったら、よろこびが湧いてくる」というものです。

もう一人のご門徒さんが

「よろこんでいるのは阿弥陀さんよね」
と言っていました。

ご門徒さんたちとそんな会話に自然になり、朝から幸せです。
こんな話を朝からしているお寺は、福山ではこの寺くらいと思われます。