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目には見えないけれど

2021年11月05日 05時12分 仏教 日誌

目には見えないけれどの画像

5/22の日誌に載せた田植え時の女の子のところの田んぼを、再び通りかかりました。残念ながらお会いすることはできませんでしたが、こうして刈られたあとの風景を見ながら、「元気でやっているのだな」と感じ入ることが出来ました。

そういえば9月の中ごろ、本堂で夜風にあたっている息子が「お父ちゃん、秋だねぇ」とつぶやいて笑いました。

そこで私は「じんくん、秋が来たのが見えるんか」と訊くと、

「見えないよ。けど、ほら、鈴虫は秋の虫でしょ?」

というのです。

虫鳴かす 見えぬ力を 秋という

こんな歌が浮かびまして、

仏の名を 称えさせるは ホトケなり

なんて思いながら、息子と一緒に本堂で手を合わせました。

甲斐和里子女史は

みほとけの み名を称うる わが声は
わが声ながら 尊かりけり

と、詠まれました。