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中学生の娘さんが法事の法話後に
「オテントサマって何ですか」
と質問してきました。
私が使ったその単語の意味を伝えると
「月にウサギが住んでいることは聞いたことがあるけれど、太陽にも何かいるのですか?」
と返されました。
母親が
「アンタそんなことも知らないの」
と嘲笑気味。
私は「教わる機会がなかったのか…でもあなたが嘲る?!」
と複雑な気分。
仏さまになられた故人は、私たちを見守ってくれていると聞きます。
そのまなざしは、「憐愍(れんみん)」とあります。
あわれみの瞳です。
真実がわからない。
ありのままに受け止められない。
いつも煩悩が邪魔をする。
そうとも知らず、私たちは自分の都合で拝む。
オテントサマが見ています。