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報恩講

2021年12月07日 23時07分 いい話 仏教 日誌

報恩講の画像

12月5日は報恩講でした。
多分掃除は全部できたと思うけれど
こんなに椅子を用意しても、どのくらいのお参りがあるかは、いつも分かりません。不安を顔に出さないように
今年はコロナの影響で「手作りの『おとき』」は無しです。
せめてお茶とコーヒーくらいは・・・
本堂に入りきらず、戸を外してお迎えしました。
寒かったと思います。椅子も足りませんでした。
大変申し訳ない思いでした
外でも待機してくださいました。
皆様のご尽力に深謝いたします。

さて、新潟からお越しくださったご講師ですが、皆さまいかがでしたか。
少しまとめさせていただくと、
浄土真宗という教えは三本の柱から成り立っています。
①悪人正機(私は愚痴の多い存在で仏さまの働きを有り難いとこれっぽっちも思わない)
②他力本願(だから早く、自分の力でどうにかなるという考えを見直そう)
③往生浄土(仏さまと同じ働きを持った存在に生まれさせていただく)

このことをベースに、
「あてにならない私という人間」のために「そのことを知り尽くした阿弥陀さんが、私の凝り固まった価値観を溶かして、仏にさせてやると誓われた」という話でした。

一度聞いても分かりません。
なぜなら「私が素直でない」からです。
素直になれば楽になるのに、「私なりに頑張って楽を求める」という遠回りをしてしまうのです。

また、「死」が単に「不幸」であるなら、私たちはどんなに頑張ったって最終的には不幸です。不幸になるために歯を食いしばって生きるなんて、あまりにも空しいことではありませんか。

たくさんのお参りで嬉しい限りでしたが、
皆さんこれからスタートに立たれたのだと思って、身の引き締まる思いでした。素朴な疑問でもどんどんぶつけてみてください。

お寒い中、ほんとうにようこそ、ようこそお参りくださいました。