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(法事で「いろんな宗派があるね」という会話から、ゴールはどこや?!となりまして…)
仏教のゴールは「成仏」です。
仏に成ることです。
仏とはどんな存在か。
それは「慈悲」と「智慧」をコンプリートした姿です。
「慈悲」は「相手を泣かさない生き方」です。
「智慧」は「見返りを求めない生き方」です。
そして、こういった上で、改めて仏さまに合掌礼拝するということは、
「『相手を泣かさない生き方』『見返りを求めない生き方』こそ、『命あるものにとって最も尊ばれる生き方』であることを、自分の生きる根本に置く」
ということです。これが「本尊に手を合わせる」という姿です。
自分が欲しているもの(経済・健康・家族友人)を提供してもらうように手を合わせるのは枝葉末節の部分です。
ときどきは、自分が求めているものではなく、仏さまが与えようとされておられるものを訪ねてみてはいかがでしょうか。