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「安らかにお眠りください」。 生前、病気や様々なご苦労をねぎらって、「もうしんどい思いをしなくていいからね」との思いを込めて、このような心情・言葉が出ることは、当然のことです。 一方で仏教...
この言葉を著された大峯(おおみね)顕(あきら)先生は、続けてこうおっしゃっています。 「この命は私の中で動いているけれども、私の所有物ではないんです。たまわった命です。誰のものでもないというのは、如...
ほとんど毎朝、親鸞聖人のお花を綺麗に入れてくださる方が声を掛けてくださいました。 とはいっても、この暑さも相まって、ご自身のお身体のこともあって、最近久しぶりに再会したところです。 「今の掲示...
母が昨年ガンを見つけてもらって、抗がん剤治療ののちに手術・入院を経験した時の話です。 入院中は「なんで自分がこんな目に」という思いだったそうですが、たくさんの同じような患者さんを見てきて、今の自分の...
ある席で総代さんと法座のご講師が話をしていました。 内容は聞こえませんでしたが、ご講師の「蝉に生まれたくないでしょ?」とおっしゃったのだけはクリアに聞こえました。 蝉だって一つの命。いや蝉...
子どものクリスマスプレゼントを探すのに 親子でパソコンとにらめっこ。 私のころは、このシーズンを狙って 新聞のチラシの中におもちゃ屋さんのがあって、 雑誌のように持ち歩き、何度も見返したり...
およそ「学校」と呼ばれる所は、 様々な知識と技能を身に付けて、いわゆる「賢くなって」卒業します。 お寺の本質は、この逆です。 垢のように身を覆う、「私中心の価値観」を外すのです。 学校...
お彼岸は、お盆と正月に続いてお墓参りの人の多い時節です。 この時にしかお会いできないご家族とは、会釈程度なので、なんだかソワソワします。 子どもさんがいらっしゃるときは、「ラムネ」を渡しま...
誰しもが、自分の努力なしにはここまでこれなかったかもしれないと思いたいものです。いや、実際その通りかもしれません。 その誇らしい思いの向こう側に、「おかげ様」が待っています。
唐鳳(オードーリー・タン)は台湾のデジタル担当大臣です。 インターネットを駆使して、台湾全国民のマスク購入を実現させました。 経歴などは他のサイトで調べてみてください。 私がオードリーに...
ある男の子が、宿題をしていないという理由でお母さんに叱られました。 「いつまで同じことを言わせるの、早く済ませなさい」 すると男の子は母親に「どうして宿題をしなければならないの」と 理...
なつかしい思いに心の動きをまかせましょう。 同じ思い出を横のつながりで共有します。 語り継ぎましょう。 お子さんやお孫さんが「耳タコ」な顔をされても語るのです。 かつての思いを縦のつながり...
酒がその人をアカンようにするのではなく、その人がアカン人だと酒が暴く たしか立川談志氏の言葉だったように思います。 アカンとは、道徳的、倫理的つまり「人としてNG」という意味でなく、 ...
日本の幽霊の描写は象徴的だと聞いたことがあります。 「髪が長い」・・・後ろ髪をひかれている(過去への執着) 「前方に垂れた手」・・・将来を思い煩っている したがって、「足がない」・・・「...