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ある男の子が、宿題をしていないという理由でお母さんに叱られました。
「いつまで同じことを言わせるの、早く済ませなさい」
すると男の子は母親に「どうして宿題をしなければならないの」と
理由をたずねました。お母さんは
「宿題とは『担任の先生とのお約束』です。約束を守れない人間は友達もいなくなってしまうし、仕事も出来ません。仕事ができないとほしいものが買えません。それでもいいの?」
と聞き返しました。次の男の子の答えが明快です。
「ぼくは先生と約束した覚えはない!」
大人の都合を中心に、子どもをコントロールしていないか、
その最も代表的な都合が「善悪」の判断基準です。
「善悪のふたつ総じてもって存知せざるなり」
(何が本当に善で、本当に悪か、私にはわかりません)(親鸞聖人)