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朝、子どもたちと本堂で遊んでいました。
すると、お子さん連れのご夫婦が。
「近くに住む友人の家に行くまでに、時間があったので立ち寄ってみました」
この写真でお分かりのように、
ご夫婦の雰囲気に一気に引き込まれました。
「お賽銭箱はありますか?」
本堂にご案内している間に、娘に焼香の準備を頼みました。
息子はゲームに夢中。
聞けばこのご夫婦、岡山のご出身だそうですが、コロナを機に1年半前に沖縄県の読谷村に移住されたとのこと。岡山ー東京間の新幹線代よりも沖縄ー東京間の飛行機代の方が安いのだそうです。仕事は変えずにリモート。テレビの向こう側の話のように興味深く聞きました。
「ただ、実家のお墓は気になっています」
お二人は故郷を捨てたわけではないと思われたので、「墓は大切です。けれど、今生きている私たちの足かせになっては『本来の墓の意味』が損なわれそうです」というような趣旨の話を少しいたしました。
仕事やご住所はもちろん、お名前すらうかがわずの、10分ほどのひとときでした。が、何となく、「再会するご縁は必ずある」と思って、お見送りしました。
息子はずっとゲームに夢中でした。
今はゲームが楽しいだろうけど、人との出会いの方がずっとずっとエキサイティングなんだよ。
またいらしてくださいね。うれしかったです。