「のうこつぼ」の増設が決まり、設置予定場所にあるギンモクセイを根こそぎ伐採することになりました。秋の香りを取り除くのにはいささか抵抗を持ちつつ、いざ伐採。

素人ながら、根っこが現われるまで何とか掘り返しました。

さて、直径１０センチもあるギンモクセイは、どれだけ根を生やしているのだろう、と思案しました。途中、坊守が友達と一緒に作業に加わってくれて、作業がみるみる進みました。

そこで友達が、株を両手で持ち揺らし始めました。

何回か株は揺れ、根ごと掘り起こすことに成功。思わずうなってしまいました。

私は、こんな太い樹木の根っこを手で掘り起こすなど不可能に近いと思い込んでいました。だから、最初から株に手を掛けるようなことはしないのです。彼女たちにはその思い込みは無かったようです。

なんでも、やってみる、ということが意外な（面白い）結果を生むことを気づかせてもらったような気がします。

「難しく考えたってしょうがない」
と彼女たちの嘲笑。