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「仏の三身」

2022年07月20日 06時38分 仏教 日誌 読む

「仏の三身」の画像

娘の部屋に入ってみたら、仏さまの写真が貼ってありました。
カレンダーを切り取って、大切に保管しているようです。

ちょっとおかしくて微笑ましい一面です。

さて、こんな仏さまがどこにあるのかという話ですが、
仏教では「仏の三身」を説きます。

①法身(ほっしん)
宇宙の絶対的真理。色・形はない。

②報身(ほうじん)
法身を悟った人格を持った存在。
色・形は、見える人見えない人さまざま。

③応身(おうじん)
現世に姿として現れた存在。
いわゆるお釈迦さま。

しかしそもそも、仏さま(真理)を分割して語ることはできないので、「三身すなわちひとつなり」と説かれます。

仏像に手を合わせると「これは偶像崇拝ではないか」という人がいますが、仏像を通して「仏像の向こう側」に手を合わせる、というダイナミックさが、仏教にはあるのです。

お墓も同じかもしれません。
「お墓の向こう側のご先祖さまの、そのまた向こう側」に手を合わせるのです。