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幸せの土台

2021年12月25日 05時04分 仏教 日誌

幸せの土台の画像

ご門徒さんとおしゃべりをしているうちに「そうなのか」と思ったことをまとめてみました。
左は「幸せな人生」は「健康であること」が土台にある生き方です。
健康であるならば、あらゆる「苦」の侵入に対して、跳ね返す勢いがあり、
また侵入してきた「苦」を追い出すことができる。

右は「幸せな人生」は「安心していること」が土台にある生き方です。
安心しているから、あらゆる「苦」に対立したり否定したりしない。
そこに「安心して苦しむ」という営みすら起ることもある。

寝たきりの前住職のお尻をふいていて、というか、お尻を拭かれている前住職の「安心しているような」姿を見て、そんなことを勝手に想像していました。

ちなみに「安心」は「あんじん」と読みます。
「健康」のほかに「家族」「友人」「経済」が、土台になりそうですが、全部当てになりませんというのが、お釈迦様の見方です。
いつまでも健康でいられるわけが無い。いつまでも家族が家族のままでいられるわけが無い。親友だからといっていつまでも仲良くいられるとは限らない。いつまでもお金があるわけが無い。ほらね。