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5/22の日誌に載せた田植え時の女の子のところの田んぼを、再び通りかかりました。残念ながらお会いすることはできませんでしたが、こうして刈られたあとの風景を見ながら、「元気でやっているのだな」と感じ入ることが出来ました。
そういえば9月の中ごろ、本堂で夜風にあたっている息子が「お父ちゃん、秋だねぇ」とつぶやいて笑いました。
そこで私は「じんくん、秋が来たのが見えるんか」と訊くと、
「見えないよ。けど、ほら、鈴虫は秋の虫でしょ?」
というのです。
虫鳴かす 見えぬ力を 秋という
こんな歌が浮かびまして、
仏の名を 称えさせるは ホトケなり
なんて思いながら、息子と一緒に本堂で手を合わせました。
甲斐和里子女史は
みほとけの み名を称うる わが声は
わが声ながら 尊かりけり
と、詠まれました。