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いただきもの。

2022年07月09日 04時35分 伝道掲示板 仏教 読む

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この言葉を著された大峯(おおみね)顕(あきら)先生は、続けてこうおっしゃっています。
「この命は私の中で動いているけれども、私の所有物ではないんです。たまわった命です。誰のものでもないというのは、如来のものということです。ただの物質という意味ではなくて、人間の力ではない不思議なものからいただいた不思議な力です。(如来というのは、天地創造の絶対者という意味ではなく、私を生かす「働き」全般を指します。)

 

私は今、3人の子ども達の純粋な姿に心を打たれています。寝顔はもちろん、遊ぶ姿、怒り、泣き、日々の3人の姿を見ていると、幼い頃、私自身が受けた母の愛情、周囲の皆んなの愛情と重なるのです。しかし当時は応えるどころか、反発ばかりしていたため、そんな風に思い返すと涙が出ます。

この世で生きていくということは、「権利」「義務」「責任」と無関係ではいられません。だけど、「そもそも、生かされている私」を「とっても不可思議なことだ」として、今一度向き合ってみることは、生きることの根本的な意味において必要なことではないかと思うのです。