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娘と自由を考える。

2021年10月15日 05時44分 仏教 日誌

娘と自由を考える。の画像

「朝稽古に行ってみようかな…。」

来春まで剣道教室を休むことになった娘がつぶやきました。

ある先生から声を掛けられ、未知なる世界に興味があるものの、
剣道の稽古はどこへ行っても基本的にしんどいものなので、
身体の一部は躊躇してしまいます。

だから、「行く!」でなくて「行ってみようかな…」なのですね。
よくわかります。

朝5時起床、6時から8時まで、手城の小学校で汗を流しました。
帰りに感想を聞くと、「来週も行く!」

何がよかったか、娘と話し合いました。
福山の朝稽古は、すべてが「自由」なのです。

「自由だったね」

行く時間、帰る時間、稽古をする時、休む時…
土曜日は大体、30~40人、それも小学生は2~3人で、
あとは皆、各々剣道教室の指導者ばかりです。

この集団の中に飛び込んで、娘なりに何か感じたことと思います。
自由だから、少々さぼっても、誰も叱らない。
いや、終始自由だから、ある種の「責任」というか「覚悟」のような
ものが感じられるのかもしれません。

私も知らなかったのですが、「自由」は仏教語だそうです。
「自らに由(よ)る」。
他人に依存せずに、またかえって自分の思いばかり主張せずに、
ということでしょうか。

朝稽古で娘の相手をしてくださった先生方に感謝します。